脳内出血（脳卒中）の治療・手術数が多い病院

国立研究開発法人国立循環器病研究センターは心臓血管と脳に特化した高度専門医療研究センターです。脳血管内科では、脳出血などの脳血管障害全般と関連する神経救急疾患の治療に当たっています。

外来は月曜日から金曜日の午前から昼に行っており、脳卒中救急患者に対しては、24時間体制で対応しています。脳卒中に対する最先端の内科医療に力を入れており、急性期では脳卒中ケアユニット（SCU）にて集中治療を行います。国立循環器病研究センターのSCUは国内で初めて設立され、21床を有しています。

SCUの入院数は年々増加傾向にありますが、死亡率は低下してきています。最近3年間の治療成績は全国でも良好な成績を収めています。病状が安定した後は、一般病棟にて退院に向けたリハビリなどに専念していただけます。

済生会熊本病院は、1935年に開設され、現在400床を有している急性期専門医療を行う病院です。脳卒中センターでは、脳神経外科と脳神経内科が連携して組織されており、脳卒中の救急対応から、社会復帰に向けた早期リハビリテーションまで診療できる体制を整えています。

脳内出血などは、治療開始までの時間が短いほど後遺症のリスクが小さくなるため、24時間365日救急対応が可能な体制を敷いています。

済生会熊本病院では、脳卒中地域連携パスを活用し、地域のリハビリテーション専門病院と連携しながら、家庭や社会への復帰をサポートしています。

埼玉医科大学国際医療センターは、がん、心臓、脳卒中などの救急医療に特化した高度急性病院です。埼玉医科大学国際医療センター脳卒中外科は、全国の大学病院で唯一の脳卒中開頭術に専門特化しています。

開頭による血腫除去術のほか、神経内視鏡技術認定医による低侵襲な内視鏡による血腫吸引術も24時間可能な体制になっています。手術実績は年間500件を超え、開頭血腫除去術は94件、内視鏡下血腫除去術は2件実施されています。

術後、病状が落ち着いた患者さんは、原則的に紹介先の医療機関に逆紹介を行っていますが、脳卒中外科の医員による術後外来にてフォローする体制をとっています。

熊本赤十字病院出は、脳卒中専門施設での治療により、予後の改善や死亡率を減少するため、脳神経外科や脳神経内科といった診療部と、専門性の高いメディカルスタッフを集め、総合的かつより専門的な脳卒中治療を提供するため、「脳卒中センター」を開設しています。

脳卒中集中治療病棟内に脳卒中ケアユニットを15床設置しており、年間を通して急性期脳卒中患者の受け入れが可能です。

また、回復期リハビリテーション病棟への転院をスムーズに行えるよう、熊本型脳卒中地域連携パスに則り、他の医療機関との連携や情報共有を進めています。

脳内出血の治療は全身管理と血圧管理を厳重に行い、症状や血腫量などを考慮し手術適応を決めます。主な手術方法は開頭血腫除去術で、最近では小さな開頭で内視鏡下に血腫除去を行う症例が増えています。2021年の診療実績では、入院患者数が1292人、開頭手術は107件になります。

国家公務員共済組合連合会横須賀共済病院は、国家公務員共済組合連合会が運営する病院で、明治39年に開設されました。横須賀市、三浦半島における中核病院として、救急救命センターを有する地域機関病院です。

日本医療機能評価機構による病院機能評価の認定を受け、高水準の医療を提供しています。脳神経外科では、地域連携を重視して近隣病院や救急隊から多くの頭蓋内疾患患者が搬送されてきます。

主に脳内出血といった脳卒中や脳腫瘍などを取り扱いますが、頭部外傷やてんかんなど幅広い疾患にも対応しています。

診療実績は、入院総数が800件以上で、手術総数は400件を超えています。また、急性期からリハビリテーションを行い、回復期リハビリテーション病院への移行がスムーズに行えるようにしています。

聖マリア病院は、福岡県久留米市にある1953年開院の病院で、「カトリックの愛の精神による保健、医療、福祉および教育の実践」を基本理念として診療を行っています。

昨今、急速に増加し続けている脳内出血（脳卒中）に関しては、脳血管内科が対応しており、脳内出血だけではなく、あらゆる脳神経救急疾患を診断・治療してします。

スタッフが24時間・365日いつでも迅速な治療が可能な体制を整えており、頸動脈や心臓超音波検査、頭部CTやMRI、脳血流SPECT、脳血管造影などの画像検査、脳波や神経伝導・筋電図などの電気生理検査など、充実した専門的設備を駆使して、的確な診断と治療を実践しています。

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