中耳炎の治療・手術数が多い病院

帝京大学医学部附属溝口病院では、昭和48年に開院し現在400床を誇る病院です。耳鼻咽喉科では、鼓膜に穴があることで難聴となる穿孔性中耳炎を対象とした鼓膜再生治療を日帰りで行う鼓膜再生外来を開設しています。

また、鼓膜再生治療では治療が困難な難治性中耳炎に対しては、外耳道本来の形を温存する鼓膜形成術といった耳の手術を行なっています。入院期間は1週間程度で、耳内が乾燥するまでの期間が短いのが特徴です。

手術までの処置と術後のフォローは中耳炎・真珠種外来にて行っています。鼓膜形成術では、年間約300件実施しており、神奈川県第1位、全国第2位の治療実績を誇ります。日本耳科学会が定めた聴力改善成功率は、術後1年で79％でした。

大阪市立総合医療センターでは、平成5年に開設され、現在1063床を有しています。耳鼻咽喉・頭頸部外科では、High technologyを診療理念の一つとして掲げ、最先端の診療機器を導入して高度な専門医療を提供し、優れた医療人の育成を目指しています。

耳鼻咽喉・頭頸部領域には、耳や鼻など様々な臓器が含まれ、機能異常や腫瘍性疾患を対象に、診断から治療までをおこなっています。

慢性可能性中耳炎・真珠腫性中耳炎に対しての治療は鼓室形成術で、耳後部削開を必要としない場合では、内視鏡にて低侵襲な手術を実施しています。

診療実績は、令和3年では耳科手術合計で245件であり、鼓室形成術は116件実施されています。

地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪母子医療センターは、1981年に大阪府域における周産期医療の基幹施設として開設されました。耳鼻咽喉科では小児耳鼻咽喉科疾患全般が対象となります。

耳科疾患の対象疾患は、難聴のほか、滲出性中耳炎、真珠種性中耳炎、慢性中耳炎です。大阪母子医療センターでは、手術室を10室完備しており、日々の手術や検査に対応しています。

鼓膜形成術においては、症例に応じて低侵襲の内視鏡下にて手術を行っています。

入院は可能な限り短期間での退院を心掛けており、保護者の付き添いは必須ではありません。耳鼻咽喉科の患者数のうち、非化膿性中耳炎は106件、化膿性及び詳細不明の中耳炎が18件でした。手術件数は377件で、鼓膜形成術は46件の実績があります。

東京女子医科大学附属足立医療センターは、昭和9年に東京女子医学専門学校尾久病院として27床で開院されました。令和4年1月からは足立区江北にて東京女子医科大学附属足立医療センターとして、先端の医療機器を装備して診療を開始しています。

東京女子医科大学の病院として、教育・研究および総合的な医療を行い、地域医療への貢献を目指しています。耳鼻咽喉科は、日本屈指の耳科手術センターであり、慢性中耳炎などの中耳疾患の手術において全国有数の手術実績を持っています。

鼓膜の孔を閉じる手術であれば1時間弱の日帰りで可能であり、複雑な手術においてもほとんどの場合は全身麻酔が不要で、1〜2泊の短期入院となっています。特殊外来として、毎週月曜日と金曜日に中耳外来を開いています。

公益社団法人地域医療振興協会東京北医療センターは、急性期病院であり、近隣の医療機関と密接に連携をとりながら、手術や定期的なフォローアップを行っています。

耳鼻咽喉科難聴・中耳センターでは、早期に本来の生活を取り戻せるよう、積極的な治療方針をとっています。手術対象疾患は、慢性穿孔性中耳炎、真珠腫性中耳炎、癒着性中耳炎など伝音難聴をきたす疾患で、鼓室形成術や鼓膜形成術が適応となります。

中耳手術を5000件以上行ってきた経験豊富な医師がおり、鼓室形成術は2021年に全国5位の実績を獲得しました。手術の対象年齢はお子様から高齢者までと幅広く、小児耳鼻咽喉科を専門の一つとしていることからお子様の手術も積極的に行われています。

 ー

 ー

 ー

 ー

 ー