加齢黄斑変性の治療・手術数が多い病院

国立大学法人京都大学医学部附属病院の眼科は、加齢黄斑変性を含む網膜硝子体疾患の診断と治療を得意分野としています。

2020年に行った加齢黄斑変性の治療件数は789件と群を抜いており、国内1位となりました。京都大学医学部附属病院は明治32年に開設された歴史ある病院で、現在は年間1万件以上もの手術件数を誇る大学病院へと発展しています。

京都大学医学部附属病院の眼科が正確な診断・効果的な治療に長けているのは、豊富な症例数と15領域もの専門外来を持っているためです。

網膜硝子体疾患の診療では加齢黄斑変性をはじめとする7つの疾患ごとに専門外来を設け、質と専門性の高い医療を提供しています。さらに、蛍光眼底造影が難しい症例に対して正確な診断ができる最新機器「OCT angiography」を導入するなど、最高水準の医療提供を実現しています。

医療法人社団研英会林眼科病院は、眼科治療を行う専門病院です。加齢黄斑変性の治療において例年トップクラスを維持しています。

2020年に行われた治療実績では、手術ありの治療件数が544件と全国1位の手術件数を誇ります。林眼科病院は昭和40年に開設され、当時日本では使われていなかった眼科領域に対する手術用顕微鏡を導入するなど、眼科治療の先駆者として我が国に貢献してきました。

また、安全で効果的な先進医療をいち早く導入しており、毎日新聞社毎日ムック刊行「病院最前線」にもそれらの功績が数多く掲載されました。

導入した先進医療技術をすべての患者さんに提供すること、提供を継続するためにスタッフ全員が研鑽を積むことを怠りません。林眼科病院では「安全第一の手術を目指す」ことを手術方針として掲げ、技術の正確さだけでなく治療前の徹底した確認も重視しています。

総合病院 釧路赤十字病院の眼科に在籍する常勤医は、加齢黄斑変性を含む網膜硝子体を専門としています。さらに最新鋭の機材が整った環境もあり、令和2年に行った加齢黄斑変性の治療件数は国内で3本指に入るほどの実績があります。

釧路赤十字病院の歴史は明治37年から始まり、現在は釧路と根室地域における中核病院として機能維持及び地域に貢献しています。網膜硝子体疾患の手術件数は年間約500件ほどにもなり、北海道地方の中でも1・2位に及ぶほどの患者数となっています。

中でも加齢黄斑変性患者は近年急激に増加しており、全てを治療できるように昼夜問わず診療に当たっています。眼科医と連携医療機関が協同したことで眼科領域のほとんどの疾患を網羅することができ、釧路赤十字病院では豊富な症例数をもとに最高の医療提供が実現できています。

藤田医科大学病院は、眼科系疾患の治療においてほとんどの分野で県内1位を獲得しており、加齢黄斑変性の治療実績は全国でもトップクラスを誇ります。令和2年に行った加齢黄斑変性の手術件数は、国内で2番目に多い519件となっています。

藤田医科大学病院は昭和47年に開設され、現在では国内最多となる1,376床の病床数を有する病院へと発展しています。

眼科では、基本理念として「視機能の成り立ちを知ること」「障害による現象を捉えて診療すること」を掲げており、最先端医療の導入及び適切な治療を行うことを方針としています。

絶やすことなく診療のレベルアップを図ると同時に、開発してきた手技器械を世界へと広めてきました。現在は既存の治療法に加え、開発した手術用顕微鏡・独自の手技・海外から導入した新しい手法を組み合わせ、最高水準の医療提供を行っています。

医療法人社団同潤会眼科杉田病院は、眼科系疾患を専門とする病院です。加齢黄斑変性の治療において国内屈指の実績を持ちます。2020~2021年に行った治療合計件数は461件と全国5位となり、そのうち手術件数は442件と全国で3番目に多い数字です。

杉田病院は開院から100年以上も経つ歴史ある眼科で、クリーンルームや17台もの専用機器を完備するなど高度な診療環境のもとで高質な医療提供を行っており、最先端な治療法と最新鋭な検査機器を積極的に導入し、スタッフ一人一人が質の高い医療を目指しています。

総手術症例数は年間7,000件以上にも及び、痛みのない定侵襲な手術を中心に執刀し、難易度の高い手術にも対応しています。手術後は感染症を防止するクリーンルームを完備し、快適な病室での入院、入院中のきめ細やかなサポートなども充実しています。

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