脳動脈瘤の治療・手術数が多い病院

順天堂大学医学部附属順天堂医院の脳神経外科は、昭和43年に開設され、脳動脈瘤、脳血管狭窄等の脳血管疾患に対して、最初に血管内治療を検討する取り組みがされています。

救急な患者さんに対しては、関連病院も含めた中で治療可能な脳神経外科学教育を受けた医師を探し、脳血管内治療を引き受けるというシステムが確立されています。

現在、このシステムではトップレベルの技術を持つ専門医師団が24時間365日の治療にあたり、脳神経外科では約7割の脳動脈瘤が血管内手術によって治療されています。2021年の脳動脈瘤の直達手術（開頭）は約48件、血管内手術は360件の実績で国内トップレベルになります。

埼玉医科大学国際医療センターはがん・心臓病・脳卒中に対して高度な専門医療と先進医療を提供するために開院されました。脳血管内治療科は救命救急センターに属します。

脳血管内治療科では脳動脈瘤（未破裂、破裂）をはじめ、脳梗塞や脳腫瘍等、脳に関する疾患を扱っています。脳動脈瘤に関しては2021年のクリッピング手術は126件の実績があります。

診療担当スタッフは日本脳神経血管内治療学会認定の指導医と専門医、専属医の構成からなり、安心して診療が受けられます。

一般財団法人広南会広南病院は脳神経の専門病院とされ、脳動脈瘤の診断には最先端のCT・MRI・核医学検査を駆使し、治療には最新悦の手術顕微鏡・手術支援機器を用いています。

脳動脈瘤の診療を行う脳神経外科では年間900件以上の手術が行われており、脳神経系疾患のほとんどが県内5本指に入る治療実績を持ちます。広南病院は1948年に東北大学医学部附属病院長町分院の入院施設として開設され、同大学脳神経外科の初代教授が診療を開始し、その地位を確立してきました。

現在の病院長、副院長、顧問医、東北療護センター長・副センター長、臨床研究部長が脳神経外科の専門医であり、脳神経外科は広南病院の中でも強い部門とされています。さらに、国内でも有数の手術施設と認知されている脳神経外科では、脳動脈瘤における治療数が国内で屈指のものであり、カテーテル治療及び開頭手術の合計治療件数は年間300件以上にもなります。

広南病院は「すべての患者に最良の医療提供をする」ことを基本理念とし、良質な医療・信頼される医療・医療を通じた社会発展に尽くしています。

兵庫医科大学病院は脳動脈瘤の治療に優れており、国内で少数の施設でしか施行できない血管を拡張させる医療機器「フローダイバーター」を用いた治療が可能です。

高度先進医療の提供及び開発設備・能力を持つ特定機能病院として、高度医療を必要とする患者に最適な医療を提供し、地域の医師に向けた研修を行っている特長があります。

兵庫医科大学病院は1972年に開設されて以来、関西を代表する大学病院として地位を確立し、2013年10月に発刊された週刊ダイヤモンドの「頼れる病院ランキング」において、兵庫県1位・全国11位となりました。兵庫医科大学病院は24時間365日専門医が常駐しているため、救急要請を断ることなく全例受け入れを実施しています。

それに伴い脳動脈瘤の手術件数も年々増加し、2020年に行った手術あり・なしの合計治療件数は439件と全国4位を誇り、手術ありのみの治療件数は213件と全国1位の実績を持ちます。

開設時から徐々に拡大を続けてきた兵庫医科大学病院は963の病床を持ちますが、2026年春には15階建て842の病床を持つ新病棟が開院予定であり、県内最大級の病院としてさらなる拡大を目指しています。

小倉記念病院は、脳神経疾患の外科的治療全般にわたり豊富な診療実績を積み重ね、脳動脈瘤の疾患を主に取り扱っています。脳動脈瘤の治療実績は国内において例年トップクラスを誇り、2021年度の手術ありの患者数は127名、手術なしの患者数は308名にもなります。

小倉記念病院は大正5年から始まった歴史ある病院です。脳神経外科の開設は昭和41年と九州地方で最も早い開設として認知され、再新悦の設備を備えた専用手術室のもと、常に最先端の治療ができる体制を整えています。小倉記念病院は脳動脈瘤の治療に優れた病院で、長期効果が実証されているクリッピング術25%、頭を切らずに動脈瘤をつめることができるコイル塞栓術75%の割合で脳動脈瘤の手術に当たっています。

また、治療困難として位置付けられていた大型脳動脈瘤に対する最新治療「フローダイバーターステント」を導入する等、国が承認した新規デバイスはいち早く採用・評価しています。

小倉記念病院は「職員の幸せが患者の幸せ、地域の幸せにつながる」という3つの幸せをモットーに、地域社会に貢献できる人材育成、患者・地域に信頼される病院を目指しています。

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東京慈恵会医科大学附属病院の脳血管内治療部は脳血管障害を中心に診療・研究が行われており、中でも脳動脈瘤（破裂・未破裂）に関しては多くの実績があります。

2020年の治療実績は、脳血管内治療部が約211件、脳動脈瘤コイルに塞栓術は約140件、クリッピング開頭術は25件実施されています東京慈恵会医科大学の研究棟にも同じ装置が設置されており、これは若手医師の技術向上のためのトレーニングや新しい治療方法の開発に活用されています。

診療スタッフは数名在籍し、部長を務める村山雄一医師は脳動脈瘤におけるコイル塞栓治療の第一人者とされ、未破裂動脈瘤の治療においては世界的な名医として知らています。

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横浜新都市脳神経外科病院では、脳や脊髄の腫瘍、頭部外傷等の診断と治療を行うために開設された脳神経外科専門病院で病床数は317床になります。2022年7月より最新設備を備えたカテーテル手術を行うカテ室をリニューアルしています。

脳疾患合併症に対するフォローとして、内科・循環器内科・整形外科を併設しており、脳外科専門医のみによる24時間365日の救急医療体制を確立し、患者を受け入れが可能になっています。

開頭手術・血管内手術にも対応できるスタッフが揃っており、とくに脳血管内治療については日本脳神経血管内治療学会によって認定された専門医・指導医が常時在籍し、脳動脈瘤をはじめとする脳血管内治療に積極的に取り組む体制が整っています。

2021年は脳動脈瘤の血管内手術（コイル塞栓術）は約145件、脳動脈瘤クリッピング術は約38件の手術実績があります。