甲状腺がんの治療・手術数が多い病院

伊藤病院は甲状腺疾患専門病院となり、甲状腺がんの治療実績・手術実績において全国でトップを走り続けている病院です。甲状腺がんの手術は年間で1000件近くの実績があり、他に類を見ません。

伊藤病院は約80年前の創業時から甲状腺疾患を専門としていて、甲状腺疾患治療の先端をリードするとともに多くの実績を積み重ねています。

現在では甲状腺疾患の治療では世界でも知られる病院です。院長の伊藤公一医師は甲状腺疾患専門医となり、甲状腺がん治療の名医として知られています。

病院全体では約100名近い専門医が在籍しており、内科・外科・放射線科などに分野を分けて専門的な治療が行われています。

伊藤病院では自己完結型治療を目指しており、甲状腺がんの診療に必要な設備が整えられています。治療としては手術の他、放射線治療・アイソトープ治療・ペイト（PEIT；エタノール注入療法）・アブレーション（放射性ヨウ素による残存組織の破壊）による再発防止など様々な治療が行われています。

甲状腺疾患に欠かせないアイソトープ診療は、昭和30年という早期から導入されています。現在では東京都の伊藤病院の本院に加えて名古屋の大須にも診療所を持ち、診察や治療が行われています。伊藤病院のホームページでは甲状腺がんについての様々な情報も掲載されていて、参考にすることができます。

医療法人神甲会隈病院は、兵庫県神戸市にある昭和7年に創立された甲状腺疾患専門の医療機関で、年間17万人以上の患者さんの診療を行っています。豊富な臨床経験と治療実績に加え、世界標準の最新医療を駆使して診療にあたっています。

2021年の年間手術件数は1,602件を数え、そのうち甲状腺悪性疾患(甲状腺がん)は半数を超えています。甲状腺手術では、患者さんの声に変調をきたす、あるいは声そのものを失ってしまう場合もあり、反回神経再建手術や神経モニタリングといった取り組みを積極的に行い、患者さんの不安に寄り添う治療を行っています。

また、低リスクの甲状腺微小がんの患者さんには手術よりも経過観察を推奨しています。からだとこころの両面からの治療を行えるように、カウンセリングセンターも併設されています。

医療法人社団金地病院は、東京都北区にある甲状腺疾患専門病院です。「患者さんの立場に立った安全で良質な医療の実践と、患者さん中心の全人的医療を目指す」を理念に掲げ昭和33年から東京・駒込で診療を行ってきました。

日本甲状腺学会認定専門医施設および、内分泌・甲状腺外科学会専門医認定施設にも認定されていて、外科・内科・放射線科を擁し一貫した治療が可能です。

さまざまな甲状腺疾患に対応できるように核医学検査（スペクトＣＴ）や放射性ヨウ素内用療法 (放射線治療病室)、リニアック治療なども可能な総合的診療体制を整えています。

2021年の診療実績としては、外来患者数が77,865人、入院患者数が800人、手術数は481件、放射性ヨウ素内用療法が311件となっています。

やました甲状腺病院は、福岡県福岡市にある病院で、名称からも分かる通り甲状腺専門の病院です。2006年に診療所「やましたクリニック」として開業し、2012年の有床診療所への変更を経て、2017年に「やました甲状腺病院」となり現在に至っています。

病院名称に甲状腺と付く病院はこちらが全国初だそうです。現在は理事長となっている創設者の山下弘幸医師は、甲状腺外科のエキスパートとして有名です。開業3年目の2008年には甲状腺、副甲状腺の手術数が全国4番目になるなど、福岡県以外からの患者さんも多数来院されています。

手術症例は開業以来延べ11,561件を数え、そのうち甲状腺悪性腫瘍（がん）が半数以上となる6,100件にのぼります。日本における甲状腺・副甲状腺疾患に特化した専門病院として重要な役割を担っています。

野口病院は内分泌疾患を専門とする病院となり、創立から90年を超えますが甲状腺疾患治療の日本の草分け的な存在となる病院です。その歴史から、甲状腺がんについても多くの診療実績の蓄積があります。

野口病院は甲状腺がんの年間の治療件数でも例年全国でもトップクラスの実績を上げています。最先端の検査・治療設備も備えており、甲状腺がんのRET遺伝子検査もいち早く取り入れています。

甲状腺がん治療の実績では世界的にも名が知られている病院で、その確かな診断と治療には定評があり、大分県にありながら全国から多くの患者を受け入れています。

野口病院では年間に500件近くの甲状腺がんの手術実績があります。専門医師が甲状腺がんの手術にあたっていますが、3000~4000件を超える甲状腺がん手術の実績を持つ熟練した医師も数名在籍しています。

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九州大学病院は甲状腺がんの診療実績（手術あり・なしを含む）で全国トップレベルになる病院です。甲状腺がんの主な治療に外科手術がありますが、腫瘍外科を主な分野とする第一外科に、内分泌外科があるのが九州大学の特徴になります。

内分泌外科は甲状腺や副甲状腺を主として内分泌に関わる外科手術を専門的に扱っています。内分泌外科を担当する専門の医師が年間に約50件の手術が行なっています。手術以外の治療方法として、放射線科では甲状腺がんのアイソトープ（放射性同位元素の内用治療）が行われ、甲状腺がヨウ素を取り込む性質があることを利用した治療法になります。

また、アイソトープ治療のための入院施設では、国内でも最大規模の病床数があります。九州大学では手術よりもアイソトープ治療の実績が多く、甲状腺がんを主とするアイソトープ療法は例年200件前後ほど行われています。

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