脳梗塞（脳卒中）の治療・手術数が多い病院

順心病院はベッド数174床の中規模程度の病院です。脳神経外科に特化している病院として全国的にも知られています。脳卒中全般において全国で有数の実績を上げており、脳卒中の診療実績では2020年度に全国1位となりました。

脳梗塞は救急対応であることが多い疾患ですが、順心病院は「地域のために全力をつくす」という理念のもと「断らない救急医療の確立」という方針をもって脳卒中診療にあたっています。このため、24時間体制の受け入れ体制が取られ、脳梗塞の診療に必要な先進設備を備えており、最新鋭の検査機器（血管造影室や3TMRIやMRAなどの精密検査機器）やハイブリッド手術室も備えています。

また、リハビリテーションにも力を入れており、地域完結型医療を目指して発症後の早期リハビリから在宅復帰にまで取り組んでいます。

国立循環器病センターは心臓病と脳血管障害を専門とする医療研究施設になり、脳梗塞の診療では例年全国で有数の実績を収めています。脳梗塞をはじめとした脳卒中の急性期治療を集約的に行うSCU（脳卒中ケアユニット）を国内で初めて立ち上げたのは当センターであり、先進治療の研究を継続するなど脳梗塞治療をリードしてきたことが言えます。

脳梗塞の診療に当たっているのが脳血管内科・脳神経内科になり、部門長を務めているのは脳卒中の名医として知られる豊田一則医師になります。SCUの立ち上げ、それによって集約的な治療と全身管理が行えることにより、脳血管障害急性期の患者の死亡率を減少させることに成功しています。

t-PA療法（血栓溶解療法）の実施例は2019年には年間で約92件に達し、国内の他施設や世界的なデータと比較してもかなり死亡率が低いのが当センターの特徴です。

また、t-PA療法適応外や適応時間を超える患者に対しては、脳血管外科との連携で血管内治療による血栓回収治療も行われています。脳梗塞によって起こる麻痺などの後遺症に対しても急性期リハビリテーションが積極的に行われています。

千葉脳神経外科病院は脳神経外科を専門とした病院です。その治療実績には定評があり、2020年の脳梗塞の診療件数の実績は全国で第3位になりました。急患の多い脳梗塞などの急性疾患に対応して24時間対応し、年間で脳外科関連手術が約464例になります。

また、ベッド数は97床の病院ですがICU・SCU（脳卒中ケアユニット）も備えています。脳梗塞の治療としては早期発見・対処ができるようMRIやSPECTなどの精密検査室が備えてあります。発症早期からの一貫したリハビリテーションが重視されており、リハビリテーション科と広いリハビリテーション室を備えています。

千葉脳神経外科病院は「千葉県共用脳卒中地域医療連携パス」における中核病院であり、脳梗塞患者の退院後の在宅療養のため地域連携も積極的に勧められています。発症まで症状が見つかりにくい脳梗塞を未然に防ぐため、MRI・MRA・頸動脈エコーやドップラー検査などを使用した脳ドック等が受けられます。

一般財団法人広南会広南病院に在籍する医師は「脳神経疾患のスペシャリスト集団」とも呼ばれ、脳梗塞の高度専門病院として例年トップクラスの治療実績を持ちます。煩雑な手順を簡素化することにより迅速な治療を実現し、世界最高水準の治療の質を保っています。

広南病院は昭和23年に東北大学医学部附属病院長町分院の入院施設として診療を開始して以来、脳神経疾患に特化した病院として現在まで診療を継続しています。広南病院は、目標とする“24時間365日断らない救急医療”の実現を目指し、脳神経領域疾患の患者を中心に年間2,700名以上もの救急患者を受け入れてきました。

脳神経外科・脳血管内科・血管内脳神経外科の連携が強く、看護師やリハビリ技師を含む他職種が患者の情報共有に努め、迅速かつ最適な治療に専念できる環境が整っています。

また、東北地方でも数少ない一時脳卒中センターコア施設としても有名で、発病から4.5時間以内に行う脳梗塞治療「rt-PA静注療法」と、発病から8時間以内に行う急性期脳血管内治療「急性期血栓除去治療」を受けることが可能です。

熊本赤十字病院は脳梗塞の治療において全国有数の実績があり、2020年に行った脳梗塞の治療合計件数は638件と、九州地方では1位の実績を持っています。脳神経外科に入院する脳梗塞の患者はおよそ8割を占め、閉塞した血管を再開通させる脳血管内治療の施行件数及び成績は国内でもトップクラスに入ります。

熊本赤十字病院は昭和19年に開設されて以来、「人道」「博愛」「奉仕の実践」という3つの基本理念を大切にし、時代の変化に適応しながら社会・地域・職員に選ばれる病院を目指しています。熊本赤十字病院は、熊本県血栓回収療法地域格差解消プロジェクトに参加し、県内に住むすべての患者が脳血管治療を受けられる環境づくりを行っています。

「365日・24時間対応」を目標に掲げ、総合救命救急センターの拡張やドクターヘリを導入する等、脳梗塞の受け入れ体制を充実化させました。さらに、迅速かつ適切な治療を行うため「脳卒中センター」と「脳血管治療内センター」を開設し、救急センターと脳神経外科が共同して急性期治療に取り組んでいます。

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脳神経センター大田記念病院は脳神経疾患医療専門とする病院です。全国でも有数の治療実績を上げている病院となり、脳梗塞の診療件数の実績は国内有数。脳神経外科には医師が数名、脳神経内科には医師約十数名が在籍しており、脳梗塞などの脳卒中に対して24時間診療できる体制が整えられています。

脳梗塞の早期には脳神経内科でのt-PA療法（血栓溶解療法）に取り組み、発症時間が経過している場合やt-PA療法の適応外の場合には脳神経外科との連携で血管内治療にも取り組まれています。

リハビリテーション科では脳梗塞後の麻痺や痙縮に対し、ボトックス治療や歩行アシストが導入されており、リハビリテーションは発症早期から退院までを見越した幅広い対応がなされています。

病院全体のベッド数178床のうち、急性期の重症治療に対応するSCU（脳卒中ケアユニット）を21床、地域包括ケア病棟39床を備えていて急性期治療から在宅医療までの一貫した治療が行われています。

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