不整脈の治療・手術数が多い病院

群馬県立心臓血管センターは、群馬県前橋市にある心臓血管系の疾患に対する診療を得意とする総合病院です。診療科目は循環器化と心臓血管外科を中心として8科目を設置しています。

JRの前橋駅からはタクシーで約20分、上毛電鉄の心臓血管センター駅という駅を利用すれば駅から徒歩3分と受診しやすい環境にあります。病床数は195床を有しており、中小規模病院に分類されます。不整脈の診察・治療は循環器内科で受けられます。循環器内科は心臓血管外科と連携して治療に当たっており、外科的な治療が必要な場合でも安心です。

また、循環器内科は4つの専門部門に分けられており、もちろん不整脈部門も設置されています。十数名いるスタッフのうち約5名が不整脈の専門医認定を受けているのも特徴の1つです。

日本心臓血圧研究振興会 附属 榊原記念病院は循環器領域に専門特化しており、不整脈の診療件数において全国でも有数の実績を持ちます。循環器内科の症例の中で不整脈のカテーテル治療が最も多いとされ、令和3年度の患者数は開院以来初めて1,000人を越えました。

榊原記念病院は昭和52年に循環器専門病院として渋谷区に設立されたことから歴史が始まり、統廃合を繰り返し現在地である府中市に移転しています。不整脈の治療では、心房細動のカテーテル治療においてバルーンを使用する等、新しい治療法を取り入れつつ良好な成績を得ています。

さらに、「リードレスペースメーカー」や「S-ICD(完全皮下植込み型除細動器)」といった最新デバイスも導入しているほか、できる限り抗不整脈薬の中止・減量を行い、不整脈の根治を目指しています。

また、基本理念の1つに「国際的に認知される水準の医療を行う病院」とあるように、榊原記念病院では高度の専門医療を実践するため適切かつ最新の医療提供を行っています。

小倉記念病院は不整脈の治療において国内屈指の実績を持ち、カテーテルアブレーションや植え込み型除細動器、ペースメーカーの治療は、日本でもトップレベルを誇ります。

中でもカテーテルアブレーションの手術件数は年間1,000件を越え、その数は国内の不整脈治療を実施する病院の中で上位に入るほどです。小倉記念病院は平成16年より少しずつカテーテルアブレーションの手術件数が増加し、それに伴い新病院へ移転後は専用カテーテル治療室を増設し、治療に当たっています。

現副院長である安藤献児氏は循環器内科の主任部長も務めているほか、植え込み型除細動器において日本を先導する立場にあるほどの名医です。リードレスペースメーカーの手術実績は2022年現在で666件、週刊朝日MOOKが発刊している「手術数でわかるいい病院2021」によるとペースメーカーの植込み数は185件で、全国1位となっています。

循環器内科では「For the patients　not for myself (自分のためではなく、患者のために)」といった理念のもと、循環器各分野のエキスパートを揃えて最良最善な医療提供を行っています。

国立循環器病研究センターは大阪府吹田市に位置し、病床数612床を有する大規模病院です。病院と研究所の両方を設置しており、治療のみではなく循環器系疾患などの研究にも取り組み、臨床研究の最先端の病院と位置付けれると考えられます。

そのため、日本全国から様々な症例の患者さんが足を運び、在籍している医師も数多くの治療実績を積み上げています。不整脈の診療は、心臓血管内科部門の不整脈科で受けられます。

不整脈科は数名の医師が在籍し、最新の検査機器や医療機器が揃っており、全国的にみても珍しい機器も設置しています。治療実績では、年間約500例のカテーテルアブレーションや200例以上のペースメーカーの植え込み手術を行なわれています。

仙台厚生病院は仙台市にある病床数409床を有する大規模病院となり、全国的でもトップクラスの心臓血管系疾患の治療に手術実績のある病院です。

加えて、スタッフ数も万全の態勢で診療にあたっており、緊急時の対応には約2人の当直医がいるという体制を取られています。

循環器内科の不整脈部門では、新しいカテーテルのシステムが2011年から導入されて稼働しています。不整脈の治療で行われるカテーテルアブレーションは年間で700例以上、ペースメーカーの植え込みは180例以上と公開されています。仙台厚生病院では最新の技術と安定した手術を提供しています。

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